イオン交換樹脂は主に海水の淡水化などに利用されるもので,その機能から分類すると陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂に大別されます。下図は水素イオン型陽イオン交換樹脂であり、ベンゼン環中のSO3-と等量のH+が樹脂中に存在しています。このH+が外部溶液中の陽イオンとイオン交換を行います。
一方下図は水酸化物イオン型陰イオン交換樹脂ですが交換基にはCH2N+(CH3)3)が用いられ,樹脂中のOH-が外部溶液の陰イオンとイオン交換を行います。