TOCOの会へのご案内
 

 TOCO(トウコ)は、機器分析の精度をベースラインノイズとシグナルから予測するコンピュータソフトです。くりかえし測定なしで、短時間(1回の測定時間)で定量精度や検出限界を知ることができますから、TOCOは、分析法バリデーションや信頼性評価などで大いに役立つと思われます。しかし、TOCOの基本概念は確率論に基づいているため、多くの化学分析者にとって、TOCOを理解することは必ずしも易しいとは言えないでしょう。そこで、TOCOの理解を深めたり、実際の分析に使うための情報交換の場として、TOCOの会を1997年に発足いたしました。

 会員にはTOCOとマニュアルを配布いたします。現在のTOCOはWindows95上で作動し、分離分析(クロマトグラフィ、キャピラリー電気泳動など)と質量分析を扱うことができます。 

 1998年現在、TOCOの会の会員には、企業の分析担当者、公共の試験研究機関の研究者、大学の教員などが含まれています。TOCOやFUMI理論に関する情報交換をTOCOの会のホームページで行っています。この質疑応答の形式は、FUMI理論の理解を深めるのに役に立つでしょう。また、約10名の会員で、TOCOを用いた検出限界に関する共同研究を行い、その結果を「分析化学」に投稿しました(印刷中、1998年11月現在)。これからも、会員の間で共同研究を行い、その成果を発表していきたいと思います。
 
  TOCOの会に興味がある方は、ホームページを参照してください。

 

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