フランボイダル・パイライト：　微細な球状体からなる黄鉄鉱

鉱物名：フランボイダル・パイライト（英語　framboidal pyrite）
産地：石油公団基礎試錐「小国」3600 ｍ（英語　「Oguni」exploration well of Japan National Oil Corporation: 3600 m）
画像幅： 約 100μm
化学式：FeS₂

　この走査電子顕微鏡写真はボーリング試料「小国」の深度3600ｍの砂岩中に見られるフランボイダル・パイライトのである。写真で見られるようなに１μm以下の微細な球状体が集まって小球体をつくっている。微細な球状体は規則正しく並んでいるようにも見える。このようなフランボイダル・パイライトは続成作用にともない化学沈殿により結晶化すると言われているが、微生物が関与して形成されるという研究者もいる。

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