子どもたちが「ここをステージにしよう！」と積み木をステージにして踊り始めた。教師がCDを準備したり場を整えたりするとツトムとナオキはステージの前にたくさんの椅子を並べ始めた。楽しそうな雰囲気につられて来たゲンキ、テンタ、リコはステージの横にあったダンスグッズのポンポンを音楽に合わせてステージの横から「せーの」とステージに向かって投げ、ステージを盛り上げようとし始めた。そこに、シゲキもクラスで使っている手作りマイクを持ってきて「これから、ダンス大会をはじめます。」アナウンスを始めた。 ツトムが「全国　大会が始まるよー。」と言っていたので、教師が「全国大会ってどういう大会なの？」と尋ねた。「全国放送の大会なんです。」と答えがあったので、「じゃあ、テレビでやるのかな？」とまた尋ねると、「先生、写真撮ってください！」とお願いがある。そこで、教師は「先生が写真を撮るんじゃなくて、テレビの人に動画を撮ってもらおうかな」と答えると、ツトムは「いいですね！」と目を輝かせる。タブレット（ｉｐａｄ）を準備していると、シゲキとユウコが「やってみたい！」とやってくる。シゲキ、ユウコ、ツトムたちでダンスの撮影が始まった。カヨが「誰か、CDかけてくれない？」と声を掛けるとゲンキが「俺がやる！」と言い、もう一度撮影が始まった。ダンスメンバーは撮影されていることを意識しながら、友達と振り付けを合わせて踊ることを楽しんだ。 動画撮影が終わると、ツトムが「動画を見てみましょう！」と提案したので、教師がタブレット（ｉｐａｄ）をテレビにつなげ、撮影メンバーとダンスメンバーで撮影した動画をみんなで見てみることにした。しかし、動画には撮影メンバーの声が入っていたり、ダンスメンバーが全員映っていなかったりしていた。見ていた子どもたちからは「音が小さいね。」「アナウンスの声が聞こえないよ？」などの声が上がった。シゲキが「もう1回撮るよー。」と声を掛けると、ダンスメンバーのマイは「えー！2回もすぐ続けて大変なんだけど！！」と言いながらも、満足そうな笑顔。マナカが「みんな、がんばるよ！」と声を掛け、踊ることを楽しんだ。もう一度撮ったものみんなでを見ると、子どもたちは「すごい！」「大成功だね！」と笑顔で言い合った。