教育学部の組織

大学院

専門職学位課程 1専攻(教職大学院)

教職大学院は、学校現場の教育活動を課題とし、学校現場と大学を行き来しながら実践研究を進めます。そこでの研究成果を学校現場や地域に還元しながら教員としての資質・能力の向上を目指す、実践指向型の大学院です。
主に、「学校改革力」、「授業力」、「個への対応力」の伸張を目指します。


− 教育実践高度化専攻(教職大学院、定員18名) −

教職大学院では、学校改革・授業改善のリーダーとなるべき人材を育成します。現職院生も学卒院生も、それぞれに(1)学校改革力、(2)授業力、(3)個への対応力を獲得します。中核は「教育実践プロジェクト」です。大学院生と大学教員が1つのチームとなり、学校現場と連携しながら課題解決を進めることで、学校現場に生きる実践力を身に付けます。

  • 主な開講科目
    カリキュラム開発の実践と課題、個に応じた指導の実際と評価、授業研究の運営と課題、生徒指導の実践と課題、特別支援教育の実践と課題、学校改革の理論と実践、集団づくり論、授業実践基礎、授業における個のとらえ方と対応、授業デザイン論(国語、算数・数学、社会科、理科、英語、道徳)、教育実践プロジェクト、リフレクション

担当教員のプロフィールと実践研究等テーマ

教授

青柳 宏 青柳 宏
【専門分野】
教育学、教育方法学
【主な担当科目】
教育課程及び方法・技術、授業の研究、教育学演習
【実践研究・卒論等のテーマ】
「対話」による学びの可能性について、共感性と独自性に根づいたシティズンシップ教育 など
【高校生へのメッセージ】
宇都宮大学教育学部では、それぞれの専攻で日々学生は学び合っていると思いますが、入学を希望する皆さんには、これまで以上に、学生同士の対話的な学びを実践して欲しいと願っています。現在、大学では学生同士の対話的な学びの環境(ラーニング・コモンズ)が新たに整備されつつあります。大学時代に対話の経験を積み重ねることが、その後の皆さんの人生をよりゆたかなものにしていくことは間違いありません。語り合いながら、自己をみつめ、他者をみつめ、世の中をみつめ、人間性を育てていってください。
池本 喜代正 池本 喜代正
【専門分野】
特別支援教育学、特別ニーズ教育システム研究、ICFを活用した特別支援教育
【主な担当科目】
特別支援教育概論、知的障害児教育課程論、肢体不自由児教育概論、病弱児教育概論など
【卒論等のテーマ】
特別支援教育制度に関する研究、通常の学級における発達障害児に対する支援に関する研究、知的障害児の性教育に関する研究、障害児放課後等デイサービスに関する研究、知的障害児教育の歴史に関する研究、などを指導してきている。
【高校生へのメッセージ】
教育学部を志望する理由は、人によってさまざまでしょう。しかし、教育という仕事は、子どもを教え、未来の社会の形成者として育てるという重要な仕事であり、やりがいのある仕事だと思います。「子どもと関わる仕事に就きたい」、「教師になりたい」という希望・意思のある方を待っています。
そして、大学での学びは、講義において知識を得るというような受け身のものではなく、自分自身の問題意識を深め、論理的な思考をしていくという主体的な学びが求められます。実際に子どもたちと触れ合うことにより、自分の生き方を考えて学ぶ意欲がより喚起されるでしょう。講義・演習・卒論・課外活動などを通して、主体的に学ぶ大学生活にしてほしいと願っています。
人見 久城 人見 久城
【専門分野】
理科教育学
【主な担当科目】
初等理科教育法、中等理科教育法Ⅱ
【実践研究・卒論等のテーマ】
科学概念の理解に関する実態分析、理科教科書の内容分析
【高校生へのメッセージ】
「なぜ理科を学ぶのだろうか」「理科で学ぶことは将来の生活に必要なのだろうか」などの疑問を、誰しも一度は考えたことがあると思います。教育学部を卒業して先生になり、子どもからこのような疑問を投げかけられたとき、答えを用意しておくことが大切だと思っています。理科に限らず、学校で学ぶ各教科について、その位置づけやねらい、授業を行う上での技術を適切に学べる授業や環境が、本学には整っています。自分の学習スタイルを確立して、多くのことを吸収してほしいと思います。
日野 圭子 日野 圭子
【専門分野】
数学教育学
【主な担当科目】
算数・数学授業デザイン論など(大学院)
【実践研究・卒論等のテーマ】
算数的活動による授業づくり、教具を用いた分数指導、子どもの数学的な考え方を引き出す発問など
【高校生へのメッセージ】
大学で授業をしていると、学生はまじめで素直でいいなあと思います。その一方で、他人と一緒に何かをしたり、協力したりということがあまり得意ではないなあと思うこともあります。特に、数学というと、1人で問題が解ければいい、他の人は関係ないと思われているのかもしれません。でも、数学の学習においても、友達と一緒に、助け合い、学びあうことがとても大切です。仲間と一緒に協力して何かをするという経験をたくさんして欲しいです。
松本 敏 松本 敏
【専門分野】
社会科教育(公民教育)、授業研究
【主な担当科目】
中等社会科教育法Ⅳ(公民分野)、公民科教育法、授業研究の運営と課題
【実践研究・卒論等のテーマ】
卒論指導は行いません
【高校生へのメッセージ】
毎日授業を受けているにもかかわらず、授業のあり方について考えるという機会は高校生にはあまりないでしょう。授業を受けながら授業のあり方について考えるには「メタ思考」が必要なのです。授業を見ながら授業のあり方について考える授業研究にも、何重ものメタ思考が必要です。覚えることが得意でテストの点が良かったので社会科が好きだというような人が社会科教育に向いているとは限りません。乱雑に見える現象の中に構造を発見する力や、他者が何を思い何を考えているかを想像する力、発見したことや想像したことを的確に表現する力が重要なのです。そういう力の原石を持っている人に来てほしいと思います。

准教授

岡澤 慎一 岡澤 慎一
【専門分野】
特別支援教育、障害児心理学、重複障害教育
【主な担当科目】
肢体不自由児心理学、重複障害教育概論、病弱児生理学
【卒論等のテーマ】
各種障害事例におけるコミュニケーション関係の形成・促進や探索活動の促進、子どもイニシアチブアプローチなどに関する実践研究
【高校生へのメッセージ】
「大学」とは「学問」をするところであり、「学問」とは「問うて学ぶ」ことです。「知識」を得るだけであれば「大学」は必要ありません。自分で教科書を読んで、このご時世ですから、インターネットで検索すればそれはもう無数の「知識」を得ることはできます。「物知り」を育てることが大学の仕事ではないと思っています。「大学」で学ぶことの意味は、自分の「思想」や「価値観」を吟味し、批判的精神を持って現実世界を見つめなおし、表面的で脆弱な「知識」に惑わされず、具体的な事実に基づいてふるまうための「枠組み」を自身のうちに形成していくことにあると私は考えています。ぜひ「大学」で、ともに考え、相互に学び合いましょう。皆さんの入学を心からお待ちしています。
小野瀬 善行 小野瀬 善行
【専門分野】
教育制度
【主な担当科目】
(学部)教育行政学、教育制度、比較教育
(大学院)現代教師論、学校改革の実際と課題など
【実践研究・卒論等のテーマ】
まだ指導学生がおりません
菊地 高夫 菊地 高夫
【専門分野】
国語教育
【主な担当科目】
国語授業デザイン論,集団づくり論など(大学院)
【実践研究・卒論等のテーマ】
卒論の指導はしておりません。
【高校生へのメッセージ】
 私は本学の卒業生です。大学時代を振り返ると、「教育心理」「国語教育」等の授業、サークル活動、アルバイト、卒論等に全力投球していた記憶が蘇ってきます。何よりも仲間との関わりの中で得たものが、その後に生きていると実感しています。このことは、昔も今も変わらないことだと思います。
司城 紀代美 司城 紀代美
【専門分野】
特別支援教育,障害児心理学・発達臨床心理学,実践研究・授業研究・集団における支援方法
【主な担当科目】
障害児教育法法学演習I
【実践研究・卒論等のテーマ】
【高校生へのメッセージ】
学校や教育は皆さんにとってなじみ深いものだと思いますが、大学という場で学問として「教育」を扱うことで、これまで気づかなかった教育の側面に出会うことができると思います。教育という営みの不思議さ、面白さ、そして子どもたちの姿から学べることの素晴らしさをぜひ一緒に味わいましょう。
和井内 良樹 和井内 良樹
【専門分野】
教育学、道徳教育、道徳教育及び道徳授業に関する実践的研究
【主な担当科目】
道徳教育
【実践研究・卒論等のテーマ】
【高校生へのメッセージ】
様々な分野がありますが、教育について考えることは、人間の成長と真摯に向き合うことだと思います。教職を目指す人も含め、自分はなぜ教育について学ぼうとするのか、じっくり考えてきて欲しいです。自分なりの目的意識をもって学ぶ4年間は、きっと素晴らしいと思います。

特任准教授

石嶋 和夫 石嶋 和夫
【専門分野】
学校経営学・カリキュラム学
【実践研究・卒論等のテーマ】
教職大学院における実践研究テーマ
私はコーディネーターとして、教職大学院生がお世話になる連携協力実習校だけでなく、連携協力校に御応募いただいた各学校と宇大教職大学院とのつながりが、より一層強化されるよう、精一杯、連絡・相談に努めます。
尾﨑 承子 尾﨑 承子
【専門分野】
特別支援教育
【主な担当科目】
特別支援教育の実践と課題、個に応じた指導の実際と評価、特別支援教育コーディネーターの役割と課題 など
【実践研究・卒論等のテーマ】
教職大学院における実践研究テーマ
【高校生へのメッセージ】
 教育学部で学んでいる人の中には、教職に就かない人もいます。私の友達の中にも、教職に就かなかった人がいます。それでも、ほとんどの人は立場が違っても「子ども」との関わりを持った人生を歩んでいます。就職先で子ども向けワークショップを企画している人、子どもを相手に接客している人、親として子育てをしている人、等々。その人達は「教育学部での学びは自分の中で活きている」と話します。
 宇都宮大学教育学部は「教師力」と「人間力」を掲げています。もちろん教員養成を目指している学部ですが、教職に止まらず人としての深い学びを得られる場になることと思います。

講師

鈴木 智喜 鈴木 智喜
【専門分野】
体育科教育・学級経営
【実践研究・卒論等のテーマ】
教職大学院における実践研究テーマ
わかる楽しさやできる喜びが実感できる授業を目指して、子どもたちの自主性を生かした授業展開や効果的な発問を考えるなど、試行錯誤しながら実践に努めています。一人一人の能力を最大限に発揮させる指導法を一緒に考えていきたいと思います。
平塚 昭二 平塚 昭二
【専門分野】
体育科教育・学級経営
【実践研究・卒論等のテーマ】
教職大学院における実践研究テーマ
学校現場で実践を重ねてきました。今、学校現場には様々な子供がいます。目の前の子供とどう向き合うか、実践を通しながら考えていきたいです。また、理論と実践が伴う教師としての力量を高めていければと思っています。

修士課程 1専攻3コース【2019年度より新大学院に改組、募集停止】

教科や教職に関する専門的・先端的理論の研究を基本としながらも、学校現場でのインターンシップでは、児童生徒の指導上の諸課題に対応するための心理・発達に関する学問的・実践的知識を礎に、大学院での学びを実際の授業に活かすことで教員としての資質・能力を磨きます。
実践的指導力と専門的力量の伸張を目指します。


− 学校教育専攻(定員25名) −

  • 教育科学コース
    教育の理念、カリキュラムの開発と評価、教授・学習の原理、児童・生徒の成長・発達、人格と適応などについて学習・研究します。
  • 特別支援コース
    特別支援教育や障害科学に関する高度な専門的知識を修得するとともに、教育実践研究を蓄積します。
  • 教科教育コース
    各専門分野(各教科)の知識・技能を深化させるとともに、近接諸分野の学習により、幅広い視野や柔軟で学際的な研究力・創造力を養います。