教科

国語
国語科は、牧野高明、芳田潤、片柳菜穂子の3人のスタッフで研究を行っています。 2025年度は、2024年度に引き続き『言葉を調整する力を育てる国語科授業の創造』という主題について研究を深めながら実践を行ってきました。特に、これまでの研究の成果の実践理論として有効性を確認しながら、抽出してきた「言葉を調整する力」を構成する諸要素の検討や再抽出を行いました。さらにこれまでの実践研究を整理し、発達段階や領域を踏まえた理論の構築を目指します。現在は具体的には、「言葉を調整する力を構成する諸要素」それぞれについてのルーブリックを作成しています。
社会
本校社会科は、安岡卓行、山本博嗣、中山智史の3名のスタッフで、研究を行っています。 今年度も「① 社会を学ぶ楽しさを実感させる社会科 ② これからの社会で生かせることを学べる社会科 ③ 他の人と学び合いながら自分の考えを深める社会科 」を目指して、実践研究を行っています。
数学
数学科は、花塚正和・仁藤裕子・蒲地真太朗の3人のスタッフで研究を行っています。今年度も「数学的な見方・考え方の成長を促す算数・数学の授業の創造」を研究主題として研究を行っています。 本研究は、子供が持っている数学的な見方・考え方を解釈し価値づけ、問題を多角的に考察したり、考え同士を比較したり、既習との関連付けを行ったりしていくことから、附属学校園で育てたい資質・能力の「学びをつなげる力」の育成へ向けた研究と関連しています。 数学的な見方・考え方の成長を促すための授業を開発・実践・評価することを通して、教材研究や授業分析における枠組みの活用方法を具体的に明らかにする(研究課題①)。授業の中で表出する子供の多様な「考え」をどのように共有・整理し、各自の数学的な見方・考え方の成長に結び付ければよいかを検討する(研究課題②)。長期的なスパンで、子供の数学的な見方・考え方の成長を捉える(研究課題③)。以上、3つの研究課題について探究しています。
理科
理科は、菅生崇夫、金田譲、佐藤雄紀の3人のスタッフで「妥当な考えをつくり出す理科授業」というテーマのもと附属学校園で連携し、研究をおこなっています。本校理科では、これまで多くの場面で、知的好奇心や探究心をもって自然に親しみ、目的意識をもって観察・実験を行い、その結果を整理し考察するような、探究的な学習活動を重視してきました。また、生徒が妥当な考えをつくり出すため、演繹的な思考を意識的に用いて、事物・現象の解明に取り組むことができるような課題を多く取り入れた実践を行っています。
外国語(英語)
外国語科(英語)は、星野拓也、鈴木惇也、吉澤隆の3人のスタッフで研究を行っています。外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を踏まえ、他者との関わりの中で、さまざまな状況に対応できる思考力・判断力・表現力をどのように育成することができるか、また、それらの力を高められるような授業をどのように創造、改善していくことができるか、日々探求しながら実践を積み重ねています。
音楽
音楽科担当の藤沼明里です。 音楽科では、本校で掲げる目指す子ども像「社会の変化に対応し、未来を創り出すたくましい子ども」を目指して、附属学校園音楽プロジェクトの研究テーマである「学びをつなげる音楽授業~感受と表現に着目して~」をもとに、実践を重ねています。音や音楽に向き合い受け入れることを『感受』、相手や目的に応じて音や音楽、言葉で伝えることを『表現』とし、通り学びの道筋を設定しました。中学校では「音や音楽の特徴と自らの思いや意図を関わらせ、自己の主張と他者との協働を両立させながら表現を広げている」姿を目指し、ICTを用いた授業や学習の個性化に向けた研究を進めています。
美術
美術科は浅野比呂嗣が担当します。美術科では,図画工作科と連携し,子どもの主体性を高める「試み」について研究しています。材料や日常の事物,子どもたちの関わり合いなどから,主体的で創造的な表現ができる題材と知覚や感情,思考,感性を働かせながら「造形的な視点」から学びを深めることができる題材や指導支援のあり方を探究しています。
保健体育
保健体育科は、川田栄・吉田沙織・佐山輝子(養護教諭)の3名のスタッフで研究を行っています。「生涯を通じて運動に親しみ、健康的な生活を送るために必要な知識・技能の習得と活用―伝え合いを中核とした授業の探究―」という研究テーマのもと、「運動の特性や健康・安全に関する原則や概念に着目した学習活動の工夫」や「課題に対する思考を促す手立ての工夫」について授業実践を通して探究しています。
技術・家庭科
技術・家庭科は、糀谷隆雄(技術分野)と中村奈保美(家庭分野)で研究を行っています。研究テーマを「持続可能な社会の担い手としての子どもの育成」とし、持続可能な開発のための教育(ESD)ならびにその実現に向けたSDGsの教育的アプローチを理念として据え、小学校・中学校・大学が連携し研究や授業実践を行っています。
特別の教科道徳
特別の教科 道徳は、中山智史、佐藤雄紀、片柳菜穂子、鈴木惇也の4人のスタッフを中心に研究を行っています。令和7年度は「『物事を多面的・多角的に考える』道徳科の授業」を研究テーマとして設定し、大学、附属小学校、附属幼稚園と連携を図りながら、本校の道徳教育目標である「自他の生命を尊重し、心身の健康の増進を図る」など、7つの目標をもとに生徒の育成を行っています。