トップページ 前のページ

「Fi-Cube」 開発の歴史

開発の歴史

年月日事  項
2007年秋 力表示器の開発に着手
2008年6月 力表示器第1号機の完成.「Fi-Cube」と命名. (以下,Fi-Cube(I)と呼ぶ)
2008年6月24日 力表示器を用いた授業実践-中学校
2008年9月12日 Fi-Cube(I)の特許出願「P08-008:視覚的力表示器並びに視覚的力理科教材及び科学玩具」
2008年9月14日 日本理科教育学会(宮城教育大学)にて発表
2008年11月12日 株式会社計測技研にFi-Cubeの製作を依頼
2009年1月29日 計測技研製Fi-Cube試作機の完成
2009年3月30日 計測技研製Fi-Cube納品(以下,Fi-Cube(II)と呼ぶ)
2009年8月19日 日本理科教育学会(福井大学)にて発表
2009年8月26日 Fi-Cubeのプログラム変更に着手
2010年2月 新型Fi-Cubeの完成(以下,Fi-Cube(III)と呼ぶ)
2010年4月15日 特許公開「特開2010-085387:視覚的力表示器並びに視覚的力理科教材及び科学玩具」
2010年4月27日 Fi-Cube(III)の特許出願「特願2010-101671:視覚的力表示器並びに視覚的力理科教材及び科学玩具」
2010年5月25日 計測技研がFi-Cubeの市販化を目指して栃木県平成22年度ものづくり技術強化補助金を申請
2010年8月8日 日本理科教育学会(山梨大学)にて発表
2010年8月10日 新規Fi-Cubeの開発開始.量産に向けた金型の製作,表示面の改良などが目的.
2011年5月20日 新規Fi-Cubeの開発完了(以下,Fi-Cube(IV)と呼ぶ). 300台生産し,希望する学校への無償貸与を開始.
2011年8月21日 日本理科教育学会(島根大学)にて発表
2014年4月 市販開始

各バージョンの特徴

Fi-Cube(I) 第1世代のFi-Cubeであるこのバージョンは,ハードウェア,ソフトウェアともにすべて手作りです. 加速度センサー,アンプはともにアナログ方式です.装置の傾きを検出するのにZ軸の加速度出力を用いているため, Z軸方向に加速度運動させることはできません.また,装置を傾ける方向もXZ面に限られるなど, いくつかの使用上の制約があります.
製作には,当時大学院生だった渡辺一博君が大きく貢献してくれました.
全景  全景(黒バージョン)  内部1  内部2
Fi-Cube(II) このバージョンは,機能はFi-Cube(I)とほぼ同等ですが,株式会社計測技研に制作を発注しました. 加速度センサーはデジタル式に変更され,プログラムやLEDの表示も改善されています.
全景 内部
Fi-Cube(III) このバージョンは,見かけはFi-Cube(II)とまったく変わりませんが, 重力の表示方法がFi-Cube(II)から大きく変わりました.これによって, 加速度運動の方向や傾ける方向などの使用上の制約がすべて取り払われ, 授業においてより利用しやすくなっています.
自由落下運動の様子
Fi-Cube(IV) このバージョンは,性能はFi-Cube(III)とほぼ同じです.変更点は,加速度センサーを変更したこと, 大量生産な可能な金型を用いて筐体を生産していること,などです.これまで, 少数の試作品として生産していましたが,初めて300台という大量生産を始めました.そのほかに, 筐体の材質が若干変わり透明度が増しました.また,表示面の中央に白色LEDを配置し, 力の向きを視認しやすくなりました.
全景

学会発表・論文等

文献については準備中です


トップページ  前のページ

製作:2010/12/3  更新:   

理科教育学教室トップページへ
ご質問,ご要望は ito◎cc.utsunomiya-u.ac.jp までお願いいたします(◎を@に変えてください)