本文へスキップ


TEL. 028(621)3871

令和元年度研究 対話性を重視した学びに基づく教育実践の創造

○第25回 公開研究会

 2月15日(土)に,第25回公開研究会が行われました。多数の参会者とともに「対話性」について考える貴重な機会となりました。今回の学びを活かしながら,引き続き研究を進めてまいります。御参会誠にありがとうございました。
 ここでは,公開研究会の様子を,学部ごとに御紹介いたします。


【小学部】「やってみたい」という思いを育む授業づくり
 小学部では,「やってみたい」という思いを育む授業作りを行った。「自分の思いを表現できる」,そして「自分から関わろう」という児童の育成を目指した。

〈授業作りのポイント〉
 ○自己選択,決定できる場面を設定する
 ○分かりやすい環境を設定する
 ○関わりは教師を基盤として,徐々に広げていけるようにする

 研究授業「招待状を作ろう」(小学部5・6年生)

 小学部の「お楽しみ会」は,3組児童が計画し実施している。本時では,準備の一つである招待状を,1・2組の友達に作ることにした。縦割り班で一緒に活動してきた友達に,事前に好きな色や物についてインタビューし,それを参考にして飾り付け,友達に喜んでもらえるように作った。
  

ワークショップ「やってみたいを引き出し,生かすための工夫」

 はじめに,小学部研究における成果と課題を報告した。
  

  

 その後,「やってみたいを引き出し,生かすための工夫」について参会者とともに考える機会をもった。小学部のテーマに迫る内容であり,各グループで積極的な意見交換がなされた。
 
※各グループの資料はこちらから,御覧ください。
 Aグループ  Bグループ  Cグループ 

 Dグループ  Eグループ  Fグループ


【中学部】
友達の考えを受け止め,選択・行動する力を育む授業作り
 中学部では,友達の考えを受け止め,選択・行動する力を育む授業作りを行った。@自分の考えをもつ・表現する→A友達の考えを受け止める・比べる→B試してみる・選んで行動する,という生徒の学びの姿を大切にした。

〈授業作りのポイント〉
 ○自分の考えを表現する場面の設定
 ○複数の選択肢の提示
 ○意欲を喚起する工夫
 ○発表・確認する場面の設定

 研究授業「投げる・捕る・蹴る動きを選んでやってみよう」(中学部1〜3年生)

 球技,特にボールを使った基本的な運動である「投げる」「捕る(受ける)」「蹴る」の三つに焦点を当てた運動を行った。友達の姿や意見などを見たり聞いたりする中で,「友達のようにやってみたい。」という意欲や「どうすればできるのか?」という思いを大切にした。必要な技能などが身に付くように工夫した学習環境の中で,生徒は試行錯誤しながら,友達とともに運動を楽しむことができた。
  

ワークショップ「特別支援学校の学習指導略案を作ってみよう」

 はじめに,中学部研究における成果と課題を報告した。
  

  



 その後,「特別支援学校の学習指導略案を作ってみよう」というテーマで,参会者とともに考える機会をもった。中学部で大切にしてきた授業作りのポイントについて,実際の授業場面を想定しながら取り組んだ。

※各グループの資料はこちらから,御覧ください。

 Aグループ  Bグループ  Cグループ 


【高等部】自分の考えを整理し,表現する力を育む授業作り
 高等部では,自分の考えを整理し,表現する力を育む授業作りを行った。卒業後の自立,そしてよりよい社会生活の実現に向けて,「自分の考えを整理する力」と「自分の考えを表現する力」を大切にしてきた。

〈授業作りのポイント〉
 ○考えが深まるような発問の工夫
 ○考えを表現したり,他者の考えを受け止めたりする場面の設定
 ○安心して取り組める環境作り

 研究授業「トラブルを防ごう〜バスの中で〜」(高等部1〜3年 Aグループ)

 生徒に起こり得る状況を具体的に設定しながら,どのような行動をとることが良いかを考える。生徒一人一人が考えを表現し,集団の中で安心して伝え合うことにより,悩みを共有しながら,自分らしく生きていけることをねらいとした。本時では,利用機会の多いバスの中での一場面を想定して,異性に対する望ましい行動を考えた。
  

ワークショップ「研究授業についての授業研究会」

 はじめに,高等部研究における成果と課題を報告した。
  

 その後,研究授業についての授業研究会を行った。高等部研究の成果と課題を踏まえながら,生徒のより良い学びにつなげるための検討を行った。

※各グループの資料はこちらから,御覧ください。

 1グループ  2グループ  3グループ 

 4グループ  5グループ

※「研究について」に戻ります。

トップページ