【あ行】
★インブリケーション
川にある石が,「みな同じ方向を向いて規則正しく重なっている」構造のこと。1つ目の石が大雨で流れ、その後に来た石が前の石に重なっていく。
このとき、川の流れる方向が同じなので、どの石も同じ方向を向いて重なることになる。
【か行】
★崖錐(がいすい)
上部から落下してきた岩,石及び小石などが混ざり合ってたい積した地形。
★火山灰(かざんばい)
火山の噴出物の一つで、マグマが発泡してできる細かい破片のこと。
※ 暗色帯…火山灰の層(専門用語でローム層と呼びます。一般に,赤土と呼ばれることも多いです)が風化して黒っぽくなった状態の地層のことを,専門用語で「暗色帯」と呼ぶ「暗色帯」は,火山活動の休止期にその当時の地表にあった火山灰が、植物や風雨の影響をうけて粘土化が進んだり、
腐植がたまった結果,黒っぽくなってができたと考えられている。
★鹿沼土(かぬまつち)
農業や園芸に使われる栃木県鹿沼市付近で産出するの軽石の総称。形状は丸みを帯びている。
宇都宮市付近にたい積している軽石について
★軽石(かるいし)
火山から噴出した溶岩が急激に冷える際、含まれていたガスを放出して多孔質(穴がたくさんあいた状態)になったもの(ガスが発泡しすぎて粉砕されると火山灰になる)。
宇都宮市付近にたい積している軽石について
★軽石(かるいし)ぎょうかい岩
噴火の際に地上に噴出された軽石を主な構成物質とする岩石。成分は流紋岩〜安山岩質である。宇都宮市大谷町で採れるものは,大谷石の名で有名である。
★凝灰岩(ぎょうかいがん)
主に火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石。
★凝灰岩質砂岩(ぎょうかいがんしつさがん)
砂質の中に火山灰が混ざってできた岩石を,凝灰質砂岩という(砂岩質凝灰岩とも呼ぶ)。
★凝灰岩質泥岩(ぎょうかいがんしつでいがん)
泥質の中に火山灰が混ざってできた岩石を,凝灰質泥岩という(泥岩質凝灰岩とも呼ぶ)。
★玄武岩(げんぶがん)
マグマが地表に噴出してできる火成岩で火山岩の一種です。黒っぽい色をしている。海洋プレートを作る岩石で,柱状節理(※)をもつものが多い。最も多量に存在する火山岩。
。
※ 柱状節理…岩体に入った柱状の割れ目。マグマが冷却固結する際、収縮して生じる。玄武岩では六角柱ができることが多い。
兵庫県の玄武洞、北海道の層雲峡などで見られる。
【さ行】
★砂岩(さがん)
砂が固まってできたたい積岩。一般には風化に強い石英や長石という成分をを多く含むため,やや白っぽい色をしている。
★砂れき(されき)
砂と小石。砂れき層とは,砂と小石の混混ざった地層のこと。
★スコリア
火山噴出物(専門用語では,火山砕屑物の一種ともいう)。多孔質(穴がたくさんあいた状態)で黒色、暗褐色などの暗い色を示します。
玄武岩のような有色鉱物を多く含むマグマの発泡によって生ずるものが多いです。
★砂(すな)
泥(どろ),砂(すな),礫(れき)の区別について
土の粒の種類 |
粒子の大きさ |
泥(粘土) |
1/256mm以下 |
泥(シルト) |
1/256〜1/16mm |
砂 |
1/16〜2mm |
礫[れき] |
2mm以上 |
【た行】
★断層(だんそう)
地下の地層や岩盤に力が加わって割れ、割れた面にそってずれ動いて食い違いが生じた状態。
★でい岩(でいがん)
泥岩(でいがん)は、その構成物質の粒の大きさが16分の1ミリ以下のもの(泥,砂より粒が小さい)でできている岩石である。
黒っぽい色をしているものが多い。
★泥(どろ)
砂の項目を参照
【な行】
★ノジュール
化石や砂粒を核として、岩石中の成分(珪酸や炭酸塩など)が濃集沈殿しながら固まってできたもの。
【は行】
★表土(ひょうど)
土壌(地層)の最上層部。風化が進んで有機物に富み、黒色を呈するのが一般的。黒っぽい表土を,黒土と呼ぶことが多い。
【ら行】
★礫(れき)
砂の項目を参照
砂や礫がたい積した層を砂礫層,段丘層にあるときは段丘礫層と呼ぶ。
★ローム
土壌区分の一つ。粘性質の高い土壌であり,シルトおよび粘土の含有割合が25〜40%程度のものを指す。
※ 関東ローム層…日本の関東地方をおおっている第四紀にたい積した火山灰による地層のこと。
主として八ヶ岳,浅間山,箱根,富士山,赤城山,男体山など,関東地方にある火山の火山灰に由来する柔らかな赤褐色の地層で,
その色から俗に「赤土(あかつち)」とも呼ばれる。ロームで構成された地層をローム層という。