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令和2年度研究 エピソード記録による一人一人の対話性の探求

○第26回 公開研究会(オンライン)

 2月13日(土)に,初めてのオンライン開催となる,第26回公開研究会が行われました。二年次の研究では,事例研究という形で,一人一人の内面を推察するという観点から日々の教育実践を振り返りました。参会者の皆様とともに,貴重な学びの場となりました。今回の学びを活かしながら,引き続き研究を進めてまいります。誠にありがとうございました。
 ここでは,各学部の動画配信について,授業場面を中心に御紹介いたします。事例研究の詳細については,令和2年度研究報告を御覧ください。


【小学部】「やってみたい」という思いを育む授業づくり〜個々の思いを活かして〜

 研究授業「お店を作ってみよう」(小学部3・4年生)

 絵本の読み合い遊びを通して,自分のやりたいことを実現(表現)したり,遊びながら友達や教師との関わりの中で他者への関心をもてたりするような機会を設けることをねらいとした。
 粘土で作ったパンを並べて,「いらっしゃいませ」と一生懸命呼び込みを続けたり,レジで買い物ごっこをしたりと,とても満足そうに活動している様子が見られた。
  
【授業改善の視点】
1)児童が興味関心を抱くような絵本を選び,繰り返し遊ぶという活動の枠組み
2)教師を含めた全員が遊びに夢中になれるような手立ての工夫
3)互いの遊びに興味が向くような環境の設定

研究協議「自分の思いや気持ちが相手に伝わらないとき,対象児童が抱く不安やいらだちに対して担任だったらどのような指導・支援をしたらよいか?」

 動画配信した事例を基にして問いを立て,研究協議を行った。ZoomとJamboardを活用して,意見交換を行うことができた。





【中学部】
友達の考えを受け止め,選択・行動する力を育む授業作り

 研究授業「報告会の準備をしよう―発表で使う掲示物をみんなで考えよう−」(中学部3年生)

 修学旅行の実施後に,各見学先で興味をもった事柄や感じたことについて,生徒の実態に応じた方法で表現し,後輩に伝える掲示物の作成をした。担当する掲示物について,他の生徒と思いや考えを伝え合うことで,後輩に伝える内容を充実させることをねらいとした。
 水族館についてまとめた掲示物について,新たな写真を選んだり,写真から想像した吹き出しを書き足したりしながら,作成することができた。
  
【授業改善の視点】
1)全員で後輩に伝えたいことを考える場面の設定
2)自分の思いや考えを相手に伝える場面の設定
3)伝え合いの結果による内容の変化を確認する機会の設定

研究協議「対象生徒が,他者の思いや助言を素直に受け入れて,行動を調整できるためには,担任だったらどのような指導・支援を考えるか?」

 動画配信した事例を基にして問いを立て,研究協議を行った。ZoomとJamboardを活用して,意見交換を行うことができた。



【高等部】自分の考えを整理し,表現する力を育む授業作り

 研究授業「PRするものを考えよう」(高等部2年生)

 中学部3年生に向けて高等部の魅力を伝えるために「高等部のPR動画」を作成する。思いや考えを大切にしながら,友達と協力して楽しみながら考えて,より良いものを作っていくことをねらいとした。
 話し合いを通して,動画で伝えたいテーマを「ピカピカ」と考えた。実際に撮影する際には,各々が提案をしたり,動画を見返して考えたりしながら,作成することができた。
    
【授業改善の視点】
1)自分の考えを仲間に伝える場の設定
2)伝える方法について深く考えられるような発問
3)安心して自らの考えを表現できる環境の設定

研究協議「対象生徒が,友達の考えを受け入れながら自分の考えを表現できるためには,どんな手立てが考えられるか?」

 動画配信した事例を基にして問いを立て,研究協議を行った。ZoomJamboardを活用して,意見交換を行うことができた。
  

※「研究について」に戻ります。

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