3つの力を育てる授業科目

3つの力を育成するために,共通科目,分野別選択科目,教育実践プロジェクト,リフレクション,を設定します。必要修得単位数は46単位です。それぞれの指導は,研究者だけでなく実務家教員(教員経験者)が一緒に指導を行います。

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履修スケジュール

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時間割例

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院生の声

赤木 由喜(在籍校:栃木県立栃木特別支援学校)

 開設される授業のうち、共通科目は必修のため、2年間を通して全科目を履修することで、育成する3つの力についてバランスよく学べます。選択科目は研究に関連する領域から履修することになりますが、これらの授業は、現職派遣の院生の自分にとって、これまでの経験や知識の枠を超え、新しい知見を得る大事な時間になりました。「学級経営」や「生徒指導」「現代教師論」などの授業では、学校種や立場に関係なく討論ができ、異なる視点の考えに触れられたことは、自分の教師としての歩みを省みる上でも、特別支援をとらえ直す上でも、とてもよい学びとなりました。
 前期授業での理論の学びや視野の広がりを基に、後期には実習校での実践プロジェクトやリフレクションでの「語り」に取り組むことによって、理論と実践の融合や他の院生の学びを共有することもできました。2年次には更なる深まり広がりを得ることが期待できると考えています。

金野 大晟(宇都宮大学教育学部卒)

 「大学4年間の学びだけでは足りない」と思ったことが、宇都宮大学教職大学院への進学を決めた率直な理由です。教職大学院には、この数行だけでは語り切れない多くの学びがあります。
 現職院生と学卒院生は、ほぼ同様のカリキュラムの下で日々学び続けています。特に毎週金曜午後の「リフレクション」の時間は、互いの実習の進捗状況をざっくばらんに語り合い、その中で教授・現職院生の方々にご助言をいただける有意義な時間となっています。学卒院生は、附属小・中学校において長期インターンシップがありますが、現職院生と共に学ぶことによってこの時間で語ったことが非常に参考になりました。また、学校現場の生の声を聞き、学校教育の現状を知ることもできました。
 子どもたちの姿をとらえ、一人一人の学びを保障するために、日々学び続けていきたいと思います。

鋪屋 佳子(在籍校:下野市立国分寺中学校)

 教職大学院の講義は、共通科目を全員が履修します。特に私には「個に応じた指導の実際と評価」、「生徒指導の実践と課題」の授業での院生同士の話し合いは「理論と実践」の往還の時間となり、これまでの自分を振り返り新しい視点を取り入れる深い学びとなりました。
 選択科目では、自分の研究テーマをもとに選択しますが、特別支援教育の講義は特に新鮮でした。通常学級に在籍する支援児の増加に伴う今後の大きな課題を明らかにしていきながらどう実践につなげていくべきかの方向性を見出す時間となりました。
 また、小中等の異校種教員が集うため、ディスカッションでは中学校現場だけでは決して気が付くことができない新しい視点を手に入れることができました。

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