工芸の授業 1
表現基礎(工芸)
私たちの生活する環境や風土の中で、生活と密接に関わりながら、多彩な機能と豊かな表現が生み出されてきたのが工芸です。工芸とは何かを理解し、学校教育における工芸の役割を考えつつ、思い描いた工芸を形成するため、機能・素材・用具・空間など様々なアプローチを通した演習を行い、美術・工芸の教育における工芸教材の取り扱いなどを学んでいく授業です。とにかく工芸に興味を持っていただければと思います。
工芸理論
工芸作品に用いられる材料には、繊維・木・金属・ガラス・土・石・樹脂・漆等、様々な素材が用いられています。この講義では、各種工芸素材が、具体的にどのように用いられ、どのような工芸作品が生み出されてきたか、またどのような役割があったかなどを概観し、工芸の多彩な表現を探っていきます。
漆芸・金工・陶芸・ガラス・染織・木工などの工芸作品・文献に見る工芸素材・各種工芸素材の用い方やプロセス等を映像や作例にて紹介し、時代・地域・素材による比較考察や、これからの工芸の展望・提案をおこなっていきます。
工芸科指導法 I, II
工芸教育の歴史と役割、工芸の授業の具体的内容や進行について学習し、演習を取り入れながら工芸の各専門分野に関する認識を深め、これからの工芸教育の展望を考えていきます。
講義を織り交ぜながら演習形式でおこないます。染織・陶芸をとりあげ、歴史・材料・技法を学習すると共に、工芸の授業を実践的に展開していくための具体案を作成していきます。
右の写真は、工芸科教育法の授業で、染色と陶芸の基礎実習を行っているところです。
立体構成 学生の作品
工芸科教育法 学生の作品とプレゼンの様子(陶芸)
工芸科教育法 学生の作品(七宝)
工芸科教育法 学生の作品(染色)