工芸の授業 2
工芸 A (彫金・七宝)
工芸1では、彫金の基本的な表現方法を学習し、機能性を考慮すると共に「イメージが金属素材を通してどう表現されるのか」ということを探っていきます。
鏨・糸鋸・金槌・鑢などの彫金工具の使用方法を学習し、素材に銀・銅・真鍮を使用して透かし彫り・毛彫り・ロウ付け・七宝等、基本的な表現方法を体験し、どのような表現の可能性が見いだせるのか探りながら、テーマに沿った機能を満たした作品を制作します。
テーマ:身につけるかたち
透かし彫りや鏨による彫り、それに打ち出しやロウ付けなど授業で学習した彫金技法を駆使し、制作に打ち込んでいます。
工芸 B(木工・漆芸)
鋸・鑿・鉋などの木工具、及び糸鋸・ジグソーなどの電動工具の使用方法・加工効果、多様な木材種について学習し、木工の基本的な表現方法を体験しながら、どのような表現の可能性が見いだせるのか探り、テーマに沿った機能を満たした作品を制作します。
糸鋸と鑿による表現―テーマ「杓子」 (例)
板材による表現―テーマ 「スツール」(例)
工芸 C (漆芸他)
漆芸作品に用いられる材料は多様で、必ず異なった素材を併用して表現される。工芸Ⅱでは、テーマを追求しながら、布・金属・木・土などの素材を用いた乾漆技法を学習し、イメージが素材を通してどう表現されるのか、どのような表現の可能性が見いだせるかということを考察します。
乾漆技法は、粘土や石膏型などの型に麻布を糊漆にて貼って成形し、最後に型から脱型する漆による造形技法です。学生は様々な形態に挑戦しています。
工芸 D (漆芸他)
乾漆面作品の加飾〜漆表現の可能性を探る研究をします。
漆絵, 変塗り, 螺鈿・卵殻など漆による様々な表現を体験し、工芸IIIにて制作した乾漆作品を加飾を行ないます。
工芸A 学生の彫金作品
工芸B 学生の木工作品
工芸C 学生の乾漆作品
工芸D 学生の作品