社会学ゼミの学び方

「社会学とは」で書いたように、社会学は非常に広い分野で、社会に関係することならどんなことでも社会学できるわけなんですが、教育学部ではそれを小原が一人でカバーしています。小原が担当している授業としては、「社会学概論」「教育社会学」「社会調査法」「社会調査実習」があり、「教育社会学」は「社会学特講」の単位としても読み替えることができます。社会学ゼミに所属する人にはこれらの授業をみなとってもらうことになります。

 それらに加え、3年前期のゼミでは社会学概論の続編的な内容を扱い、社会学の基本的な考え方を学び、主な文献として『社会学になにができるか』(奥村隆ほか)を用います。
3年後期は、各自の興味に合わせて、社会学の各論を学びます。ゼミ生の数は多い時で5、6人になりますが、そうした時には2チームにわかれ、「教育」「文化」「ジェンダー」などそれぞれの最大公約数的なテーマで学ぶことが多かったです。人数が1、2人のときには個々の関心に沿って、教員も一緒に新しい分野を学んでいくということもしばしばありました。
4年生は、卒論のテーマに合わせた研究をそれぞれに進めていきます。多くの場合前期は就職活動や採用試験の準備で忙しいことも多いので、文献集めなどが中心となり、後期から本格的に卒論を書き始めることが多いです。